嚥下外来

当院では嚥下障害が疑われる方を対象として嚥下外来を開始しました。嚥下障害とは、口腔から食道を経て胃へ食物を運ぶ過程が障害される病態です。嚥下外来では嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査を実施し、嚥下機能の評価を行い、医師や言語聴覚士による個々の症状に応じたリハビリテーション指導や食事形態、食事方法のご提案をします。

診察について

現在主治医がおられる方は主治医にご相談ください。原則としてご紹介を受けてから診察をすることにしております。現在かかっている病院がない方は直接当院にご連絡ください。外来は完全予約制となっております。

診察の流れ

  1. 初回来院時、患者様は当院医師の診察を受けて頂きます。あわせて、言語聴覚士による嚥下機能の評価をさせて頂きます。
  2. 診察結果から精査が必要と診断された場合、嚥下造影検査または嚥下内視鏡検査を受けて頂きます。検査を行うにあたり、ご本人またはご家族様の同意が必要になります。検査は当日または後日となることがあります。
  3. 検査結果を元に、医師と言語聴覚士がリハビリテーション指導や、食事形態や食事方法に関するアドバイス、家族指導を実施します。
  4. 主治医がおられる方には、後日「診療情報提供書」「検査結果報告書」を郵送させて頂きます。

検査について

嚥下造影検査
レントゲン透視下でバリウムを混ぜた水分や食事を摂取して頂き、飲み込みの機能を評価する検査です。
嚥下内視鏡検査
細い内視鏡を鼻から挿入し、飲み込む際の喉を中心とした動きを評価する検査です。